【東京】白内障の費用なども確認!白内障の進行段階や手術時期の基準

【東京】白内障の進行段階や手術時期の判断基準とは?費用なども医師に確認を!

白内障は、目の中の水晶体が濁ってくる病気です。主な原因は加齢によるもので、中高年の方に多く見られます。一度濁ってしまった水晶体は、自然に治癒することはありません。そのため、放置すると症状が進行し、日常生活に大きな支障をきたすおそれがあります。こちらでは、白内障の進行段階と症状、手術時期の判断基準などについて解説いたします。白内障について理解を深め、適切な治療を受けて視力を取り戻しましょう。

東京で白内障の治療や手術を検討している方、治療内容や費用について知りたい方なども参考にしていただければと思います。

白内障の進行段階と症状

白内障の進行段階と症状

白内障が進行するにつれて、視界の見え方や日常生活への影響などが変化します。白内障の進行は大きく4つの段階に分けられます。

初期段階:自覚症状が乏しい

白内障の初期段階は、自覚症状が乏しいことが多く、病状の進行に気づきにくいです。初期の白内障は、水晶体のごく一部が白濁する状態であり、視力への影響はほとんどありません。一時的な症状として捉えられやすく、また、加齢による変化と勘違いされることも多いことから、放置されがちです。

進行期:日常生活に支障が出始める

進行期に入ると水晶体の濁りがさらに広がり、日常生活に支障が出始めます。

具体的には以下のような症状が現れます。

  • かすみ目:視界が全体的にかすんで見える
  • まぶしさ:光がまぶしく感じられる
  • コントラスト感度の低下:色の濃淡が見えにくくなる
  • 視力低下:眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても視力が改善しない
  • 物が二重に見える:物がだぶって見える
  • 頻繁な眼鏡の度数変更:視力の変化が激しく、頻繁に眼鏡の度数を変える必要がある

これらの症状は、日常生活のさまざまな場面で影響を及ぼします。例えば、読書や新聞を読むのが困難になったり、テレビの画面が見えにくくなったりします。また、車の運転にも支障が出る場合があり、安全運転のためにも注意が必要です。

成熟期:視力が著しく低下する

成熟期の白内障は、水晶体全体に濁りが広がった状態です。光が眼球内に入りにくくなり、視界が暗くなります。また、水晶体が膨張して眼圧が上昇し、眼痛や頭痛などの症状が現れることもあります。

過成熟期:さまざまな合併症のリスクが高まる

白内障が進行して過成熟期に達すると、水晶体が硬化したり、水晶体嚢が破れたりするなど、合併症のリスクが高まります。主な合併症として、以下のようなものがあります。

駆逐性出血

手術中に目の中で出血が起こる合併症です。発生率は非常に低いですが、過成熟期ではそのリスクが高まります。

チン小帯断裂と水晶体嚢破損

水晶体を支えているチン小帯や水晶体嚢が損傷すると、眼内レンズを適切な位置に挿入することが難しくなります。過成熟期では、水晶体の硬化や膨張によって組織への負担が増大し、損傷のリスクが高まります。

水疱性角膜症

角膜内皮細胞は角膜の透明性を維持する役割を担っています。過成熟期は手術の難易度が上がり、角膜内皮細胞への負担が増加し、水疱性角膜症のリスクが高まります。

眼圧上昇

白内障が進行すると、眼圧が上昇しやすくなります。過成熟期では、この傾向がさらに強まり、緑内障のリスクも高まります。

このように、白内障の進行段階によって症状は大きく異なります。白内障の進行を遅らせるには、早期発見・早期治療が大切です。少しでも見え方に違和感を覚えたら、眼科の診察予約をすることをおすすめします。

手術時期の判断基準

手術時期の判断基準

白内障の手術時期は、さまざまな要因に基づいて判断されます。患者様によって適切な手術時期は異なるため、医師と相談しながら決定しましょう。

主な判断基準は以下のとおりです。

日常生活への影響度

白内障が進行すると、水晶体の濁りが強くなり、視界がかすんでさまざまな場面で日常生活に支障をきたすようになります。初期はあまり不便さを感じないものの、徐々に下記のような影響が出てきます。

視界のかすみ:物が見えにくくなる

  • テレビの字幕が見づらい
  • 読書に時間がかかる
  • 人の顔がぼやけて認識しにくい
  • スーパーで商品表示が見えず買い物に苦労する

光のまぶしさ:強い光に過敏になる

  • 対向車のヘッドライトが眩しくて危険を感じる
  • 日差しがつらくて外出を控えるようになる

色彩感覚の変化:色がくすんで見える

  • 信号の色が判別しにくく危険
  • 料理の色味がわからず、味がぼやける
  • おしゃれを楽しめなくなる

眼鏡が合わなくなる:視力の変化に追いつかない

  • 頻繁に眼鏡を買い替える必要がある
  • 眼鏡をかけても見えづらい

これらの症状は、趣味や仕事、家事など、日常生活のさまざまな場面で大きな支障となります。例えば、読書や裁縫、車の運転、料理、買い物などが困難になり、外出の機会が減ったり、趣味を楽しめなくなったり、仕事に支障が出たりする可能性があります。また、階段の昇降や段差の見落としによる転倒リスクも高まります。少しでも当てはまる場合は眼科を受診し、白内障の検査を受けることをおすすめします。

白内障検査の結果

白内障が疑われる場合、さまざまな検査を通して診断を行います。検査結果を総合的に判断することで、白内障の進行度合いを把握し、適切な手術時期を決定します。単に視力検査だけでなく、他の眼疾患の可能性も考慮し、複数の検査を組み合わせて診断することが重要です。

主な検査項目とその内容は以下のとおりです。

視力検査

「C」のようなマーク(ランドルト環)を使って、どの程度まで文字が読めるかを測定します。

屈折検査

近視、遠視、乱視の度合いを測定します。

眼圧検査

眼球内の圧力を測定します。白内障と直接的な関係はありませんが、緑内障など、他の眼疾患の有無を調べるために重要な検査です。

細隙灯顕微鏡検査

眼球の表面や水晶体の状態を詳しく観察します。白内障の進行度合いを診断するうえで大切な検査です。

眼底検査

眼底の状態を観察します。眼圧が正常値より高い場合、白内障以外の目の病気も考えられます。

白内障は進行性の疾患であり、定期的な検査による経過観察が重要です。検査結果が悪化している場合は、手術の必要性を検討する時期かもしれません。

医師の診断と推奨

白内障手術を受けるかどうかの最終判断は、医師の診断と推奨に基づきます。医師は、あなたの目の状態、視力、生活習慣、全身の健康状態などを総合的に評価し、手術の必要性と最適な時期を判断します。白内障手術を検討される際は、以下の点について医師にご相談ください。

白内障の進行度合い

現在の症状と今後の見通しを詳しく説明してもらい、手術の必要性について理解を深めます。

視力への影響

白内障が日常生活にどのような影響を与えているか、具体的に医師に伝え、手術によってどの程度視力改善が期待できるかを確認します。

全身の健康状態

持病や服用中の薬など、全身の状態を医師に伝え、手術の安全性について確認することも重要です。

手術のリスクと合併症

白内障手術は低侵襲な手術です。しかし、必ずしもリスクや合併症がゼロというわけではありません。医師の説明を聞き、十分に理解したうえで手術を決断しましょう。

手術方法と眼内レンズ

さまざまな手術方法や眼内レンズがあり、それぞれ特徴が異なります。例えば、多焦点眼内レンズは見える範囲が広がりますが、保険適用外のため、費用が高額になる場合があります。医師と相談し、ご自身のライフスタイルや目的に合ったものを選びましょう。

費用

手術費用は医療機関や選択する眼内レンズの種類によって異なります。保険適用範囲や自己負担額についても、事前に確認しておきましょう。

手術を受けるかどうかの決定は、ご自身の意思に基づいて行うことが大切です。ご家族や信頼できる方とも相談しながら、慎重に決断しましょう。疑問点や不安なことがあれば、医師に遠慮なく質問してください。

東京で白内障の治療・手術を受けるなら杉田眼科本院へ

東京都葛飾区の杉田眼科本院では、⽩内障治療や緑内障治療、結膜や網膜、オルソケラトロジー治療法、ドライアイ治療、小児眼科など、幅広い治療・手術に対応しております。患者様一人ひとりに合わせた治療法で、目の健康をサポートいたします。目に関するお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

【東京】白内障の治療費用などのご相談をお考えなら、杉田眼科本院

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