【松戸】白内障の症状や手術の特徴とは?術後の日常生活の過ごし方についても解説
年齢齢とともに視界がかすむ、ぼやける、まぶしい…。このような目の違和感があり、「もしかして白内障?」と不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、白内障の手術を受けるにあたって、不安や疑問も多いです。
こちらでは、白内障手術の特徴や術後の日常生活の過ごし方などについて解説いたします。松戸周辺で白内障手術を検討している方、ご家族が手術を受ける予定の方などはぜひ参考にしてください。
白内障とは?

白内障の症状と進行段階
白内障とは、目の中の水晶体という部分が濁ってしまう病気です。水晶体はカメラのレンズのような役割を果たしており、光を屈折させて網膜に像を結びます。水晶体が濁ると光がうまく網膜に届かなくなり、視界がかすんだり、ぼやけたりといった症状が現れます。
白内障の症状は、進行の程度によって異なります。初期は、物がかすんで見える、明るい場所でまぶしさを感じるといった症状が現れます。中期になると視力が低下し、眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても見えにくくなります。さらに進行すると、視界の中心が白くぼやけて見えたり、物が二重に見えたりすることもあります。
症状が進行すると、日常生活に大きな影響を及ぼすことになります。
高齢者に多い理由
白内障は、加齢とともに誰にでも起こりうる目の病気です。特に高齢者の方々に多く見られます。その理由には、水晶体の老化がかかわっています。水晶体は主にたんぱく質と水分でできており、年齢を重ねるにつれて、たんぱく質が変性し、水晶体全体が濁ってしまうのです。
また、加齢以外にも、紫外線や糖尿病などの生活習慣病、遺伝、目の外傷なども白内障のリスクを高める要因です。高齢になるとこれらの要因にさらされる機会が増えるため、白内障の発症リスクはさらに高まります。
白内障は初期段階では自覚症状が少ないため、定期的な目の検査が早期発見の鍵となります。
白内障手術の特徴

白内障の手術方法
白内障手術は点眼による局所麻酔で痛みもほとんどなく、短時間で終わる手術です。主に超音波乳化吸引術という方法が用いられます。2mm程度の小さな切開創から超音波を発する器具を挿入し、水晶体を砕いて吸引除去したら、眼内レンズを挿入します。切開創が小さいことから術後の回復が早く、合併症のリスクも低いです。
ただし、非常に進行した白内障や、水晶体を支える組織が弱い場合は、水晶体嚢外摘出術などが選択されることもあります。また、高齢者の場合、全身の健康状態や合併症の有無によって、手術方法が選択されます。眼科医とよく相談し、最適な方法を選択することが重要です。
高齢者特有のリスクと合併症
一般的に白内障手術は低侵襲で安全性の高い手術ですが、高齢に伴うリスクや合併症が生じる可能性があります。例えば、加齢とともに水晶体を取り巻く組織が脆くなり、手術操作が複雑になることがあります。また、持病を持っている場合、手術中の血圧や脈拍の変動などに注意が必要です。
高齢者の白内障手術は、視力回復や生活の質の向上などにつながるため、検討する価値があります。しかし、年齢によるリスクも存在するため、医師とよく相談したうえで手術を受けることが重要です。
白内障手術後の日常生活の過ごし方
洗顔・洗髪・入浴
白内障の手術後、目はとてもデリケートな状態です。目の感染症を防ぐため、1週間は洗顔と洗髪を控えましょう。かたく絞ったタオルで顔を拭くことは手術当日から可能です。医師の許可が出たら、眼球を強く圧迫しないように注意しながら洗顔できます。洗髪も、手術後1週間を過ぎてから始めましょう。このとき、シャンプーが目に入らないように十分注意してください。入浴については、顔に水がかからないよう気をつければ、手術当日からシャワーを浴びることは可能です。ただし、浴槽に浸かるのは1週間後まで控えましょう。
目薬の使用方法
目薬は感染症予防や炎症を抑えるためにとても大切です。正しい方法で点眼し、良好な視力を目指しましょう。
点眼のタイミング
点眼のタイミングは、一人ひとり異なります。必ず医師の指示に従ってください。仕事などで指示された時間に点眼できない場合は、3時間以上の間隔をあけて点眼するようにしましょう。また、複数の種類の目薬を使用する場合は、各目薬の間には5分以上の間隔をあけて点眼します。
目薬の種類と回数
目薬の種類や点眼回数は、目の状態によって変わることがあります。勝手に変えたり、中断したりせず、必ず医師の指示に従ってください。未開封の目薬でも、使用期限や保存方法などを医師に確認することが大切です。
点眼の仕方
- 清潔な手で:点眼する前に、必ず手を清潔に洗いましょう。
- 容器の先端を触らない:点眼容器の先端が目やまつげに触れると、目薬が汚染される原因になります。
- 1滴ずつ:下まぶたを軽く引いて、1滴ずつ点眼します。
- 目を閉じる:点眼後、目を1~5分ほど閉じ、軽く目頭を指で押さえて、目薬が流れ出ないようにします。
先述したように、複数の目薬を使用する場合は、5分以上の間隔をあけて点眼してください。
目薬の保管方法
目薬は、冷蔵庫で保管すると品質が保たれます。ただし、目薬によっては常温保存のものもありますので、事前に確認しておくと安心です。
指示通りに点眼を続け、快適な術後生活を送りましょう。
食事・運動・睡眠
白内障の手術後は、食事や運動、睡眠などでも注意したいポイントがあります。
食事に関しては、手術後も普段通りの食事で問題ありません。バランスの良い食事を心がけましょう。運動については、激しい運動や目に負担がかかることは避けましょう。医師の指示に従い、軽い運動から徐々に強度を上げていくようにしてください。仕事は、医師の許可が出た段階で復帰するようにしましょう。デスクワークが多い方はこまめな休憩を挟むなど、目の疲れに配慮することが大切です。
さらに、質の高い睡眠をしっかりとることが重要です。手術後は眼帯を装着するため、睡眠時に眼帯がずれないように注意しましょう。睡眠不足は回復を遅らせる可能性があります。十分な睡眠時間を確保することがポイントになります。
旅行・運転・趣味
白内障の手術によって視力が回復すると、旅行や運転、趣味など、日常生活のさまざまな場面で、今まで以上に豊かな生活を送ることができるようになります。
旅行
美しい景色を鮮明に眺めたり、地図や案内板をスムーズに読めるようになります。また、美術館や博物館での鑑賞も、細部まで楽しむことができるでしょう。旅行を快適に楽しめることは、大きな魅力です。
運転
標識や信号、歩行者、車両などをはっきり認識できるようになり、運転の安全性が高まります。夜間や雨天時の運転も、以前より安心して行えるでしょう。行動範囲が広がれば、より活動的な生活を送ることができます。
趣味
読書、手芸、ゴルフなど、様々な趣味を今まで以上に楽しむことができます。細かい作業も楽になり、新たな趣味に挑戦するのもおすすめです。
白内障手術は視力を取り戻すだけでなく、生活の質を向上させ、人生をより豊かにする第一歩です。
白内障の治療や手術のご相談なら杉田眼科本院へ
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松戸周辺で、白内障などのおお悩みを相談したいとお考えなら杉田眼科本院へ
院名 | 医療法⼈社団達洋会 杉⽥眼科 |
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